2013年10月20日日曜日

なぜ本試験は市販問題集よりハードなのか? 危険物乙4!

なんだかんだいって、乙4の資格を持っていませんでしたので、 勉強も兼ねて受けてきました。 やはり資格取得補助の android アプリを出そうというのなら、製作者たるもの有資格者じゃないと 説得力に欠けますから。

乙4のコツはこれだっ! というものがあれば書きたいのですが、 有るような無いような、「集合開始時間には遅れるな」という基本を逆に押さえておきたいところです。 ちなみに某学校で試験だったのですが、中は土足厳禁でやんの。 おかげで靴下まるだしで廊下を移動するはめになって、若干の精神ダメージを受けてからの本試験となりました。 この辺りも用意周到にしておくことが、重要かもしれませんね(9割方の受験生がスリッパを持参していましたが)。

本番の感想は、「市販の問題集より難しいじゃないのさ」というところです。 なので、合格しているかどうかは微妙です。 物理・化学と性質・消火の2分野に関しては自信のある問いが6問ずつありましたので、 まあ大丈夫でしょう(各分野で6割以上正解することが合格の条件)。 やばいのは法令(これだけ15問)で、安パイっぽいのが6~7、2択まで絞れたのが6~7、まるで分からんというのが2つ、という 感じです。 合格ラインの9問を突破しているかどうかは6割程度の自信ですね。

ちなみに市販の問題集を3回ほどやった結果は、3回とも合格ライン到達していました。 しかしですね、市販の問題集よりも本試験はちょっと難しいと感じたわけです。 その理由を書いてみようというわけでございます。

問題のパターンは2つに分けられるでしょう。一つは「定番問題」、もう一つは「重箱の隅問題」、 前者はでてくることが予想できる「やっぱり来やがったか…」という問い、 後者は「えっ、マジで…」と言いたくなるような微妙にマニアックな問題。 このマニアックな問題の率が本試験では高くなっているという印象ですね、特に法令において。 6割が合格ラインといっても、この激ムズ問題が混ざっていることを考慮すると(激ムズ問題は無条件に不正解だと仮定すると) 法令で9/13、物理・化学と性質・消火で6/9 くらいの正解率を求められる感じでしょうか? 結局は定番の問題を 最低でも7割以上、安定して答えられないと合格は厳しくなりそうです。

一方で我々受験者の味方である市販問題集。「市販の問題集はマニアックな問題の掲載率が低い」ということになります。 なぜか? この理由は容易に簡単に推測できます。 「出る可能性の低い問いを広く浅く出題するよりも、 出る可能性の高い問いを何回も(重複してでもよいから)出す」という作り方をしているからです。 堅実な方法ですね、出てくる可能性が低い問題は出題しないし、解説も載せない。

まあ何だかんだいって、本試験における「重箱の隅問題」の出現率は低いです。 別に間違えても合格することに支障はないでしょう。 あまり気にせず、ずばっと切り捨てた方が時間効率の観点からも有効であると思われます。 そのような思想の元、市販の問題集も作られているのでしょう。 過去問のデータを集計して、出題頻度の高い問題だけをピックアップして模擬試験を作り上げているのだと思われます。

弊害が…、落とし穴があるとするならば、市販の問題集で6割以上の正解を続ければ、ついつい余裕をこいてしまうということです。 繰り返しになりますが、定番の問題ばかりで構成されている模擬試験では、 マニアックな問題が一部混じっている本試験よりも難易度はらくらくになります。 逆に全国危険物安全協会の「乙種4類危険物取扱者 例題集」みたいな過去問の方が、極めれば取りこぼしはないのでしょう。 しかし、出題頻度の低い問題も相当数入っていることを考えると、学習の時間効率は悪くなるはずです。 別に危険物博士を目指しているわけではないですからね、細かい枝葉の部分は捨ておいてもいいのではないでしょうか? 「いいですとも」~~~ ですが、安全協会の公式例題集の方が現在の実力を正確に把握するという意味では真価を発揮するでしょう、 …この辺は推測なんですけどね。 まあお金のある人は「公式と民間との併用作戦」! W参考書・W例題集ブッキングで攻めてみたらいいかもね。

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