2014年12月30日火曜日

無料で確実に DL を増やす方法(Android-App)

私は今まで 100% の確率で自作アプリのダウンロードを増やす方法など知りませんでした。 そりゃあ知り合いや友達に頼む、っていう方法もありますが、どっちかっていうとみんな i-phone だしね。 もっと匿名性が高くて、もちろんお金も手間ヒマもかからない方法ですよ、欲しいのは。 今回は前回の続きなので、「App Promotion という手段」 を読まれていない方はご一読ください。

↑ App Promotion 経由でダウンロードしたアプリは上図のように一覧表が作成されます。48時間経過まであとどれくらいなのかまで教えてくれます。48時間キープしたアプリがある場合、Claim Credits のボタンを押すと Claimed Apps の方にアプリが流れていきます(下図)。 この際に、一作品につきクレジットが +1 されます。 つまり、ダウンロードしてワンクレジット、48時間経過処理でワンクレジット、一つのアプリを DL することによってツークレジット稼げる模様です。

きれい事だけではやっていけない、と思うわけです。世の中は器用に、手際良く、効率的に生きていかないと。 やっちゃいけないとされることはやらないけれど、逆にやってはいけないこと以外はガンガンやっていかないと。 意地やポリシーなんかズバッと捨てて、目の前に転がっている1DLを拾うのさ。 だから、今日より明日より順位が欲しい。夢より新着の順位が欲しい、すべてが…。 オレもつまらない大人になったさ。 昔はマーケットもまだ牧歌的でさ、2012年の記事なんか見たら、既存のものに乗っかるという商法 …アイデア一発10万DLみたいなところはあったけれど、今やもう、そういう可能性は毛ほども残されていないんじゃないのかなあ。企業やセミプロに研究されまくってて、個人開発者がノリだけでウマウマっていう隙間? それはもう無かろうよ。まあ、ジャグラーンプというアプリは当局から消されたみたいですけども。

ついでに、たくさんのアプリ(主に洋物で個人開発っぽいもの)を大量にダウンロードしてみたので総論を。 DL以前の印象としてアイコンですが、シンプルすぎて興味を引かれないものが多い。 ネームバリューと技術力のある大御所以外は、シンプルアイコン(道路標識みたいなやつ)はやっちゃいけないような気がする。 で、無駄に容量が大きい。これは Unity を使っているパターンが多いためだろうが、見栄えやボリュームに反して20や30MBあたりまえの風潮。 次にパズルゲームが多い。作るのが簡単だからだろうか? アクションものも多いが、開始5秒で死ぬようなのが多い。 この辺の不親切さ、突き放した感じはさすがアメリカライク。 無料しかなかったけど、インタースティシャル広告(全画面のやつ)が多い、うっとおしい。 総じてクソゲーとしか言えないものが多かったです、ごめんなさい。

やっぱり国産が面白いですかねえ。上の画像はSYUPRO-DXさんの「奴は四天王の中で最も金持ち」。 ちなみにクリア時の最終メンバーはグランノンサクセス、ゆけむりケー、むかいぞうにんげんラブアンドピース、じゅうしょふていカグラザカ。 技の名前が面白い、っていうのが本作のウリの一つなんですが、日本人が日本人向けに作っているわけです、当然のことながら。 ひみつのオンステージ、はかいのてんねんおんせん、ジェラシーマジックエステ、うそでぬりかためたセキュリティガード、とか面白いですよね。 言葉遊びみたいなのは、英語化して海外の人に楽しんでもらうわけにはいかないっすよね。 ちなみに主人公ノンサクセスは、防御ばっかりあがって使えないキャラでした(上から83,146,61,91,60)。 一応回復担当なのですが、回復係は素早さが高い方がよいのですけどね、見事に素早さもダメっぷりをみせて最悪でした。 他の3人のメンバーはリストラとスカウトを繰り返して厳選されてきたというのに、できることならば主人公をまっさきにリストラしたかった。 この辺の個人的な展開も含めて楽しいアプリでした。

2014年12月27日土曜日

App Promotion という手段

今年も年の瀬が押し迫ってきましたが、デベロッパー的に振り替えると悪戦苦闘の一年でした。 伸び悩みから開発のモチベーションが低下するのを感じながらも、年末商戦に向けて最後の一手を打ったところであります。 どう作ればいいのか? よりも、どう宣伝すればいいのか? その方がずっと難しい。相手にするのはマーケットという海千山千の得体の知れぬ奴ですからね。 しかしながら、企業は心得ています。 あるいは、お金を使って有能なアドバイザー、マーケティングやプロモーションのプロに依頼することで片付けます。 だけども個人レベルで戦う場合はやはり、宣伝も個人でしなければならず、難しいの一言ですね。

一つだけ言えるのは、ありとあらゆる方法を探して、ありとあらゆる方法を試すのがベストだということです。 しかし、個人の好みと言うものがありますからね。 私なんかは、ツイッターやSNSを利用してアプリの拡販・宣伝をしようというやり方は嫌いなのでやりません。 だけど、あれも嫌、これも面倒、というばかりでは座して死を待つばかり。 選り好みしつつも、いろんな方法を試す行動力が問われると思います。 今回はそういったアプリ宣伝方法の一環です。

零細デベロッパーは喉から手が出るほど DL(ダウンロード)を望んでいることでしょう。 特に新着の期間(リリースから最初の一か月)は、数人の DL で順位が変動したりするので、 「5人10人でいいから、取り込みたい」と思うことでしょう。 私もそうです。

こんなことを考えたことはないでしょうか? 「開発者で小規模なサークルを作って、その中の人間で互いにダウンロードしあう」という方法です。 これは発展して考えると「お互いに★5をつけまくろうぜ」という小集団を考えてしまいそうですが、 この評価を意図的に操作するようなことは Google さんは禁止しています。 また、アプリ内でインセンティブを与える見返りとして高評価を要求することも禁じています。 例えば「★5を付けてくれればコイン10枚を特別にプレゼント」みたいなことは規約違反となります。 しかし、ダウンロードするだけであれば、特にうるさいことは言っていないみたいです。 だから「開発者で小規模なサークルを作って、その中の人間で互いにダウンロードしあう」という考えは悪くないのです。

"App Promotion" というアプリは私が新規でリリースした直後にGmailのダイレクトメールにて知ったものです。 まだ新しくて今年のクリスマスにリリースした模様。 クレジットというものが存在します。最初は0。パッケージネームを入力してマイアプリを登録します。 "Earn Credits" というアイコンを押すと、ランダムにアプリが表示されます。 気にいらなければ "Skip" で次のアプリに移行します。 とはいえ、何回かスキップしているとループしていることに気づきます。 あまり興味のあるアプリがなくても、妥協してDLしましょう。 このときに、Google Play におけるアカウントと "App Promotion" に登録しているアカウントが同じになるようにしてください。

で、DLしたらもう一回 "App Promotion" を開くとアプリの公式ダウンロード画面になるので、バックキーで戻ります。 そうすると "Verify" というボタンが現れているので、それを押します。 これで1クレジット獲得できます。 他人のアプリを DL するとクレジットが+1、マイアプリを誰かが DL してくれたらクレジットが-1、というシステムです。 説明によるとクレジットが0以下だとマイアプリを他人が DL してくれない(おそらく選択画面に出てこない)らしいですが、 私の場合はクレジット0で 3DL してくれたので、-3 になりました。 おそらく、一日の中で区切りの時間があって、その時間が来た時点でクレジットのバランスが0以下になっていると、 マイアプリが出典されなくなるというシステムだと思います。 ざっくりと考えれば、10DL 欲しければ、他人のアプリを10種ダウンロードしろ、ということです。

さらにルールを追記するならば、一日に DL できる数は制限があります。 また、DL したアプリは最低でも2日間(48時間)はアンインストールしたらいけないらしいです。 しかし、逆に言えば、制限ぎりぎりまで DL しまくって、2日間経過したらアンインストールしてもいいわけです。 それでクレジットは稼げます。 評価を付ける必要はないし、任意で高評価でも低評価でも付けたれば付ければいい、この辺の自由は保障されています。

とりあえず私の場合は一日で 3DL 稼げたので、しばらく続けてみようかと思います。 スマートさのかけらもない地道な方法。どぶ板選挙みたいなやり方ですね。 しかし、堅実で確実な方法でもある。
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実際、風呂に入って戻ってみたら 5DL に増えていた。たったの20分くらいで? これはもしかすると有力な武器かもしれないぞ。

画像を見ていただいたら、おわかりでしょうが、海外仕様なんですよね、これらは。 非英語のアプリも一部ありましたが、基本は英語だと考えてもらって差し支えないです。 零細弱小なんだから、人員と資金と情報をシコタマ溜めこんだ企業と戦うためには多面的な戦略が必要となります。 なぜ、同じ土俵で戦わなければならないのか甚だ疑問ではありますが、これが現実。 19万石で256万石の徳川家康を敵に回した石田光成、これ以上の圧倒的な戦力差です。 日本語だけではなく、最低限英語版、欧州向けにローカライズしておくことで日本+海外のユーザーを獲得できます。 もちろん、国内のユーザーを獲得する為の戦術もあるわけですが、それはまた別の機会で。