2015年4月29日水曜日

広告出稿~費用2万円弱の成果

おカネがかかるので、実際どうなんだ? 効果あるのか? と、気になる広告出稿ですが、 色々と不明な点も多いので把握した事実のみを記述してみます。

3月下旬から開始しましたが、レートも低く様子見のジャブ打ちだったので、 本格的な開始は4月からです。 で、4月26日の時点で今月のコンバージョンが514件となっています。 内訳は 'The Melancholy Of Ghosts' が464件、'Daily Desperate Dungeons (DDD)'が50件です。 前者の方が伸びしろがありそうだったので、途中から金額を増やしました。 前者のコンバージョン単価が29円(成果率4.22%)、後者が63円(成果率2.65%)です。

上の図は'The Melancholy Of Ghosts'のダウンロード数の推移です。 山ができ始めているところから広告を出し始めたということです。 広告からの流入と広告関係なしの自然流入が分けられていないので、何とも言えませんが パキスタンの比率が異常に多い。これにバングラデシュ、ネパール、インドのユーザーを加えると全体の半数に達します (このたび大地震となりましたが、一人でもご無事な方が多いことをお祈り申し上げます)。 インド周辺の感度が妙に高い。逆に欧米人からの反応が悪い。 可能性としてはこの辺の諸国でカードカテゴリーのランキングに入ったからだと考えられる。いずれ広告をストップした暁にはハッキリするでしょう。

で、困ったことにAdmobさんで表示されるコンバージョン数(DL数)とデベコンで表示されるインストール数が違うんですよね。 デベコンは最近だとAM6:00~正午くらいの間に2日前のデータが最新情報として更新される。 Admobは毎日16:00に日付が変わり(アメリカ西海岸標準時だと思う)、更新される情報のリアルタイム性は高い。 更新のタイミングが違うから両者のデータに食い違いがあるのは分かるけれども、'The Melancholy Of Ghosts' の4月26日における総インストール数は355件です(デベロッパーコンソールだと)。 しかも、Admob経由以外のインストールもあるわけだから(少なくとも有料広告を開始する前に40くらいはDLされていた)、多めに考えても広告からのDLは300件あるかないか、でしょう。しかし、Admobさんの情報ではコンバージョン数464となっていますから、…ちょっと誤差なのか 何なのか分からないけれども、正確な数字ではないというのが素直な感想です。 まだ結論を出すには情報や経験が足りないので、アレですけど「正確な数字じゃない」とは如何に? 決して気分のいい話ではないっすね。

クリック単価の相場が日本は高い。ということは以前にも書きました。 有料広告のおかげでユーザー数も増えたので、多少は広告収入の方も入ってきています(0クリックの日がないというだけだが)。 で、だいたい安いんですよね。1回クリックしてもらって1円あるかないか、っていう。 これは分かり切っていたことなので別に仕方ないのですが…。 が、しかし、驚いたことにあるときワンクリック28円ということがあってですね、 これがまあ、その…日本なんですけどね。 つまり、ワンクリック28円ということは コンバージョン単価を500円に設定していてコンバージョン率が5~6%位の水準であったから、ということなのでしょうが、 何とも景気のいい話です。 しかし、海外の広告30クリック分をたったワンクリックで稼いでしまうのなら、 海外のユーザーをチマチマと増やすより日本人のユーザーを獲得した方が利益率高そうですね。

中間報告なのでこの程度で。 経過観察を続けたいと思います。

2015年4月13日月曜日

Android豆知識。ブーストとは

ブースターケーブルといえば車のバッテリーがあがったときに、 バッテリーはビンビンだぜ!の車から電気をもらって点火するアレですよね。 いや、しかし、ブーストという単語はイメージするに、 もっとガンダム的な、背中からジェットが噴き出して急加速するようなアレですよね。 多分、子供のころに見たアニメとかで安易に●●ブーストとかいう単語が多発していたからのハズ。 boost という英単語は名詞だと「押し上げ」「後援」みたいな意味。 動詞だと「~を押し上げる」「~を後押しする」みたいな意味。 な、なんとイメージと近似! むしろ酷似! ただ、メカニカルなイメージよりも 「このたび自民党からブーストされました大江戸次郎です」みたいな政治色でもいけるんじゃないの? 政治・経済・広告・スポーツ・マシーン… あらゆる分野で活躍するブースト様ですよ。 えっ? 「広告」…でもブースト…。

ここでもう一度英単語を学習しよう。 reward とは「労働などに対する報酬」のことである。 「リワード広告」という言葉を聞いたことは? 

報酬のある広告ということである。 広告をクリックした人が、それに対する報酬を受け取る。 それが、リワード広告である。 まあ実際には広告をクリックするだけではなくて、アプリをダウンロードするところまで行為を進めないといけない。 その報酬として現金、ではなくてポイントをもらう。 そのポイントは何かの支払いに使えるようだ。 クオカードとか、そういう類のもののようです。

要するに以前にこのブログで紹介した "App Promotion" もリワード広告の一種と言えるかもしれない。 こちらは指定されたアプリ(少しは選択肢がある)をダウンロードするとポイントがもらえる。 ポイントがプラスの状態であれば、こちらの指定したアプリが宣伝される。 一つダウンロードされるたびにポイントは減っていく。 要するに「アンタのアプリをダウンロードするから、私のアプリをダウンロードしてね」という交換条件である。

リワード広告の場合、広告をクリックする人はそれの中身に何の興味もない。 「どうせアンインストールするんだし…」というフワッとした気持ちでインストールする。 手間がかかるけど報酬がもらえるから、だからダウンロードする。 広告主にとっては、このシステムによって生まれる利点と欠点がある。 利点とはダウンロードの単価が安くすむということ。 そりゃそうですよね、報酬といっても1DLが10円とか15円相当なわけでしょう (1DLで100円相当のポイントがもらえるのなら、下手に働くより効率がよさそうだもんね)。 まあ、そこに配信会社のマージンを上乗せしても25円とか30円とかの安値でダウンロードを確保できる。 条件付きではあるが10円リワード広告なんてものも存在する。 欠点はほぼ確実にアンインストールされること。

アプリをダウンロードして、すぐにアンインストールした場合、 この行為がアプリの順位に作用する期間はどうしても短い。 とても長期的な効果は望めない。 本当に一時的にランキングがアップするだけで、すぐに元に戻る。 だから、もしやるんなら「短期間に一気に!」仕掛ける。 イメージとしては背中からジェットが噴き出して急加速するような感じ。 ランキングを押し上げる効果を狙ってリワード広告で短期決戦を挑むこと。 これが、世に言うブーストである。

2015年4月5日日曜日

admob 有料広告はじまるよ~ 出稿、配信、そして…

2016年10月追記
現在、アドモブでは広告の出稿はできません。 AdMob ではなく、AdWords を使ってください。 AdWords の方が、いろいろと設定が細かくできるのですが、 とにかく複雑で非常に難易度が高いプロ仕様に!なっているので、注意が必要です。 ちなみに10月13日現在、コンバージョン単価が普通に4桁円となっており、 「あ~…、間違ったかなぁ」とアミバ様のように首をかしげております。
以下の記事は、あくまで過去の出来事の記録としてお読みくだっさい。日記だし。

非常に長いです。 開始、途中経過、まとめ、の3つに分けようかと思っていたのに超合体記事となりました。 ちなみに Android 界隈の話です。 iPhonde は私、作れませんので。

プロモーションという名のゲーム

2015年。 ついに Admob に広告の出稿をお願いする。 無料で宣伝する方法に限界を感じたからだ。 まず、レビューサイト。これは AppC さんの100%掲載のやつ(ただしAppCの広告をアプリ内で出す)を利用して、 実際に記事を書いていただいた。 ありがとうございます。 しかし、誠に残念ながら集客の効果を感じられない。 他には、アプリゲット殿、もぐらゲームス殿、ゆるあぷ殿あたりにレビュー依頼を送るも失敗。 アプリゲット様に関しては(正直くっそ面白くない)&&(企業ではなく個人制作っぽい)アプリも掲載している現状を見ると、 「採用基準が不明瞭」すぎて諦めるしかないと感じる。 一体何を評価しているのかまったく分からん!というレベルのレビュー作品もあり意味不明。

今回はじめて知ったのだが、広告を出稿するにはもちろん費用が発生するのだが、 「ワンクリックなんぼ」という計算で費用が導き出される。 極端に言えば10万インプレッション(10万回表示)されても一度もクリックされなければ、費用が発生しない。 ガン無視されている分にはタダでやりすごせるというのは、広告媒体としてとても良心的。 そう考えると、とてもおいしいのだが、クリック=ダウンロードではないことに注意しておきたい。 クリックしたユーザーは GooglePlay のダウンロードページへ誘導される。 必ずしもダウンロードするとは限らないよね。 とは言え、この時点で広告費用が発生する。

広告は人の手で審査されるみたい。 エロや暴力的表現、政治思想や宗教的観念、嘘・大げさ・まぎらわしい要素が入っていると問題視されるハズ。 特に問題がなければ、2時間も待たずに承認してもらえると思う。

広告主が設定するのは「上限クリック単価」「一日の予算」というあたりだ。 上限クリック単価は1円~30円くらいで設定するのか? よく分かりません。 広告主はたくさんいるので、入札の要素があって「クリック単価の高い広告の方が表示されやすい」というルールがある模様。 クリック単価が安い方が広告主は広告費用を安くできる

「一日の予算」というのは一日に使用することが許されている予算である。 例えば私は300円/day に設定してみた。 これだと上限クリック単価4円であれば、75回クリックで予算消化。 上限クリック単価15円の場合は、20回クリックで予算消化となる。 上限クリック単価を15円に設定していても、クリックで発生する費用は15円より安い場合もある。 あくまで、MAXの請求額が15円とうだけ。らしい。 なので、上限クリック単価15円の場合は、( 20 + X )回クリックで予算消化となる。 くらいの感覚でいいかもしれない。

やり方を少し書いておく。 まずバナー広告を用意した。 基本的な事項の登録。 あと、クレジットカード関係の情報も入力しておいた。 近い将来に広告費用の請求をされると思うので、それがきたときには追記しなければならないだろう。 バナーは、もちろんテキストの場合もそうだが、承認を受けないといけない。 おそらく人間がチェックしていると思われる。 この審査事態は難しくない。

驚きと絶望

あまりにもショボイ広告表示回数。 噂に聞いていた「ものの数時間で予算の100ドルが消えた」みたいな凄さをまったく感じさせない。 ここでもしかして…! と予感が走る。先ほどの広告は日本語で書かれた日本人向けのバナー広告であった。 これがいけないのかもしれない。 今度は Free RPG というキャッチコピーで新バナーを作り、アメリカ、カナダ、イギリス、ロシア、オーストラリア、インド、フィリピン、シンガポール、タイくらいの国に拡大して 告知する。 英語が母国語の国と、英語が比較的浸透しているであろう国を選んでみた。 上限クリック単価は8円、予算は400円/day にしてみた。。 さあ、どうなる? 英語版のバナー広告が承認されたことを確認してから外出。 数時間後、ふと思いだしたように Admob サイトの情報を見てみたら…。 表示回数20,000回以上、クリック140回くらい、平均クリック単価3円、という感じでアッサリ予算を消化している! その後も安定して表示回数は万単位を刻み、クリック単価は3円付近。 そしてクリック率は1%に近い日もあった。 手前みそですが、デザインセンスがあるといっていいでしょう。 第一の関門「広告をクリック」。ここは意外と簡単にクリアできたわけだ。

が、しかし…。肝心のコンバージョン(ダウンロード)が0。 驚異の0。 もう、全員「誤クリック」なのかと怪しんでしまうような結果。 要するに、GooglePlay のアプリダウンロードページまでは来るけれども、 「無料」で「特別なパーミッション(権限)無し」で「容量12MB」のアプリがダウンロードされていなかった。 これはもう明らかな失敗である。

「本当の地獄はここからだぜ」とベジータに言われたかのような身震い、戦慄。 そう、ここまで大きな勘違いをしていた。 無料アプリならコンバージョン3割くらいはいけるんじゃね? という皮算用。 成果率とも呼ばれているコンバージョンは、非常に厳しい第二の関門である。 だが、ここで諦めてはいけない。 「相手が人ならツカミが肝心」、つまり、GooglePlay のアプリダウンロードページを改善するしかない。 そこで、2点の改造を行った。 まずスクリーンショットの1枚目は「バナー広告」のイメージに近い物を選んでみた。 二頭身キャラがいっぱい並んでいるバナー広告なので、第一スクショも二頭身のキャラが画面に登場しているものに変更した。 そして、テキストの上の方。 ハッキリ言って上の方の極一部以外はセールス効果がほとんど無いだろう。 ネット上のプロモーション関係の情報を読んでいても、みな口をそろえて「テキストはほとんど読まれない、重要ではない」と語る。 同感である。 だが、上の方に限っては目につきやすいので工夫すべきであろう。 そこでハッタリをかますことにした。 「日本で有能なクリエーターが作りましたよ」みたいな内容である。 嘘ではない。 曲がりなりにも、プログラムからデザイン、作画、作曲まで全部一人でやったのだから、ちょっと凄い。なぜなら、一人でここまでカバーできる人物はほぼいないからだ。 そういう意味では有能である。嘘ではない。何の問題もない。 海外には日本のゲームを面白いと感じる人もいるし、日本のゲームを面白くないと感じる人もいる。 前者の人にとっては「日本で有能な」という部分が強烈な存在感を持つだろう。 90%の人に10ptのインパクトを植え付けるよりも、10%の人に50ptのインパクトを植え付けた方が良い。 広告とはそういうものだ。

このゲームは、日本で唯一の天才人によって行われている。と、バカな翻訳機がほざいているが、 この手のアピールは海外に向けてアプリを出典する場合は有効な手段であると思われる。

10日くらいやってみて

上の画像も古いのだが、とりあえず4月4日時点での途中経過。
国内向け。表示18,595、平均クリック単価11円、クリック数37、コンバージョン数0。
どうも日本向けだとクリック単価を高くしないと広告が表示されないみたいなので、途中でほぼやめにした。
海外一般。表示137,326、平均クリック単価2円、クリック数935、コンバージョン数29。コンバージョン率3.10%。
海外だとクリック単価を安くしても表示されるみたい。
フィリピン。表示238,785、平均クリック単価2円、クリック数254、コンバージョン数8。コンバージョン率3.15%。
フィリピンでのDLが多かったので追加してみたが、結局は世間並みにしかならなかった。
一つ注意したいのは、クリック単価を上げすぎないようにすること。 日本向けだったら上限を5円とか8円にしていたら表示されないけれども、 同じ値段を海外向けに設定しても無駄である。 なぜなら上限を2円にしても余裕で表示してくれるから。 多分、上限を1円にしても表示されるのではないだろうか? 安すぎたら表示されないし、無駄に高くしてもいいことは何もない。 適切な値を絞ることが肝要である。

まだ確定的ではないが、上限クリック単価に関する考え方は上記のものであっているはず。 逆に膨大な予算、1日の広告費10万円とかに設定しておいてクリック上限単価8円だと消化しきれない、という場合は上限クリック単価を上げればいいのだろう。 実際日本国内の場合はクリック単価が10円を超えている。 これは逆に考えるとアプリで広告を表示させている場合、日本国内向けに出稿された広告の方が単価が高いということだ。 実際は単価10円でクリックされた場合でもマージンを4割程度取られるみたいだから、広告主が受け取るのは6円。 それでもワンクリックで5円以上あるのなら魅力的だ。

広告がアプリを決定づける

コンバージョン単価の求め方は簡単である。 例えばクリック単価2円、コンバージョン率5%であるなら、X=2/(5/100) の計算によって40円だと算出される。 クリック単価の安い海外向けであればコンバージョン単価は20~50円くらいだと思われる。 日本はクリック単価が高いので、仮に6倍とするとコンバージョン単価は120~300円となる。 これはあくまで無料アプリにおけるケースなので、有料アプリの場合はもっとコンバージョン単価は高くなるだろう。 だけど、日本では1000円以上の有料アプリなんて…。よほどブランド力のある企業のビッグタイトルでもない限り、まず売れない。 しかし、300円くらいの有料アプリだったら広告料を考えたら赤字になってしまう。 日本の場合、有料アプリで利益を上げるのは難しい。 逆に海外のユーザーを対象にした場合は、100円~300円くらいの有料アプリでも広告を使って利益を生み出せる望みがある。

しかし、広告に頼らずとも自然流入や口コミ(ツイッターとかレビューサイトとか)によってDLが増加するんじゃないの? と、思われるかもしれない。 結論としてはデキの悪いアプリでも人気となる場合もあるし、良質なアプリでも大勢に埋もれてしまうかもしれない。 もちろん仕上がりのいいアプリの方が人気になる確率は高い。 しかし、どう転ぶかは分からないのだ、結局のところ。 予算を使ってアプリを製作している企業がそんな博打みたいなことをできるだろうか? いや、できるはずがない。 一方で広告を使えば確実にDLを増やすことができる。 広告に使う予算をアップダウンさせることで、広告経由でのDL数はコントロールすることが可能である。 確実性の欲しい企業としては、広告に頼らざるをえないのだ。

また、Admob にはコンバージョン オプティマイザーというものがあり、広告キャンペーンに希望コンバージョン単価を設定することができる。 例えば単価50円に設定したとする。 過去の実績からコンバージョン率が5.0%だったとする。 この場合は、X=50/(100/5.0) の計算によってクリック単価2.5円が算出される。 おそらくこの2.5円付近を上限クリック単価として扱うのだと思う。 この方法だと、コンバージョン率の変動にも流動的に対処できるというわけだ。 私の場合は4月4日にDDDの海外向けキャンペーンを希望単価40円、一日の予算400円で設定し直してみた。 毎日10件のDLが期待できるわけだ。

じゃあ無料で課金タイプの場合はどうなのか? 純粋な無料アプリと比べてコンバージョン単価はそこまで変わらないと思う。 そもそも説明文はほとんど読まないからいいとして、でもダウンロードするときに課金タイプの場合は、 パーミッション(権限)の説明で「課金アリ」であることを強調される。 これが、ダウロードするかしないかの明暗を分ける決定打になるのかどうか、ということを問うている。 ユーザーはとりあえずインストールしてみるでしょう。 そして、実際に課金するかどうかはそのあとに決める。 課金アプリの客単価ってどうなのか? ただ前述したように日本はクリック単価が高いので、客一人引っ張ってくるのに120~300円は 見とかないといけない、最低でも。 仮にコンバージョン単価200円の無料で課金アリのアプリがあるとしよう。 これ、ユーザーが増える=経費が増えるということで、広告経由流入1万人なら200万円かかるということ。 もちろん製作費も相当にかかっている。 何が何でも課金してもらわないと困る。 よくわからんけど、スーパーマリオで例えるとキノコ200円、スター300円、ファイア500円、1UPキノコ100円みたいな感じなのかね。 無料でもクリアはできるけど、「カネ払わないとファイアボール1発も撃てねえよ!!!!」みたいなストレスを与えてくるわけでしょ、ユーザーに。 ストレスに屈すれば課金してしまう。 いや、別に納得したうえで課金する分には悪いことないんだけど…。 でも、課金させるためにあの手この手でストレスを与え続けるという手法が…、あくどい…。

数字を読みすぎてしまう病気

今までもコンバージョン率だとかコンバージョン単価だとか、ユーザー単価だとか色んな指標を見てきたが、 私のような個人が一日何百円とかの規模でキャンペーンを張っても閲覧者数は数十万人規模である。 予算を増やせばビッグデータを得られるのだと、容易に想像できる。 数十万の中から1%付近の人がクリックして、そこから3%付近の人がダウンロードする。 今度はアプリ紹介ページを若干変更してみる。 それによってダウンロード率は変化するだろう。 国ごとの傾向は? あるいは年齢・性別で分割した場合の傾向は? 客の反応は数字で的確に示される。 99 と 100 ならどちらがより高い数字なのか、誰だって悩まずに答えを出せる。 色々試してみて最も高い数字が結果として表れるデザイン・キャッチコピーを選び出せばいい。

こういう考え方って酷く合理的だけどバカじゃねえの? とも思う。 赤がいいのか白がいいのか? 事務的な文章がいいのか派手派手な文体がいいのか? ちょっとしたこと、ちょっとしたことを すべて統計的な数字の大小で決めてしまう。 このやり方で最終的に出来上がるものってどうなの? 寄せ集めのパッチワーク的な、なんていうかエッジのきいていない、そういうやつ…。

最後は余談が過ぎましたが、広告展開、まだまだ目が離せません。今後の展開は随時更新していきたいと思います。