2015年6月7日日曜日

第70話 ツモ切り

最近、MJ やって900円くらい課金したものの 頭にきてやめてしまった、ということがあったので書き連ねてみようかと思います。

最初は無料で! 人間と対戦できるぜ! ということに驚いたし、ときめいたわけです。 10級からはじまって東風戦でフリー対戦で勝つほどに級が上がっていきます。 「なんかあきらかに下手くそだなあ」という人も多いので、勝つのは難しくありません。 ただ、初期のころから気づいた問題があって通信障害でダウンしてしまう選手がかなりの確率で現れます。 通信障害になると、コンピューターが代打ちみたいな表示がされるものの実際はツモ切りです。 下家は鳴き放題だし、リーチしたら二倍ツモれるのと同じ。もう滅茶苦茶。 せめて、アガリ放棄の現物ベタ降りくらいのプログラムにできんかったのかと! それでも、まあ 通信障害が発生しないで無事に終わることができたときは楽しめました。

上記の問題があったから、「早く初段になってベテラン通しで対局したい」という気持ちに切り替わってきます。 初段まで上がれるようであれば、通信障害はそうは起きまい。 あの忌まわしい代打ちを見ないで済むだろう、と。

ようやく初段になると、有段者バトルに参加できるようになります。 こちらは場代を取られるので、一日一回しかできません。 ただし、一位を取ればフリーチケットを消費しないで済むので一日に二回以上対局することも可能。 当然一位を獲りにいく麻雀。 スキあらば満貫。親番ならば強硬ツッパ。

有段者バトルになると、渋い名勝負も生まれてくる。 四人ともアガリの全てがピンフからみ、誰も安く鳴いたりしないヒリヒリした東風戦であるとか。 露骨にソーズのホンイツを目指しながらも、リーチ者の5-8ピンズ待ちの気配を感じて5ピン単騎待ちに切り替えての流局、だとか。 ラスト無駄カンして点を釣り上げ、役牌のみ1600点で上がって300点差でトップを獲る、など痺れる展開が多発。 勝つときは展開に恵まれたと感謝したものだし、負けたときは勝負時の一手を見誤ったと反省したものだ。 面白いぜ、と思いながら二段に昇段。

が、しかし、急に歯車が狂い始める。 面白いくらいに勝てなくなる。 負けるといったって、出親が早上がりドラドラツモの無双して、3本場でバカな上家が親に振り込んで、トビで終了。 こんな展開とか。 出親が4巡目にリーチ、分からんし適当に字牌切ったら、リーチ一発ドラ3とかね。 次も早めのリーチ、一九字牌を序盤に切っているから適当に字牌切ったら、チートイツドラ2とかね。 強いけど、なんか配牌に恵まれすぎやないかあ? あと、北家のラス親。 こいつがやたらアガリトップを決める。 だから、8000点差トップでラストまで持ち込んでも油断はできない。 勝てない、勝てない、本当に勝てない。 リーチをすれば他家に振り込む、危険牌をものの見事に引いてしまう。 気がつけば、二段から初段に降格し、さらに連敗を決めて初段から一級にまで降格してしまう。 完全体から第二形態に戻ったセルのような気分に! 「ちくしょおおおおおおおおおおおお!!」

その後、Android版 MJ のレビューを読んでみたが、怒ってらっしゃる方は多いようですね。 まあ前述の通信障害の件をぶーぶー言う人と、3~10段みたいな有段者がおかしいという批判。 つまり、重課金者が優遇されているという趣旨のそれである。 確かに私自身も3~10段の早すぎる「スピード」と驚異的な得点力「パワー」を見せつけられた。 重課金者に対する何らかの優遇措置が行われている可能性がある。

ただ、私が個人的に「うっ!」と思ったのは 一見対人戦を行っているように思えるが、無双をやらかすコンピューターが混じっていても見分けがつくもんか、という趣旨の疑惑。 つまり、この無双のコンピューターは一般参加者を打ち負かし、 「ものたりねえ、場代のゴールドを購入してリベンジや!」という方向に誘導しているのではないか? どのみち、無料のフリー対局では 例の通信エラーのせいで興が削がれることが多々ある。どうせなら有段者対戦の方がいい。

確かに長考することもなくポンポン切る。 うまいのかどうか分からないほどの早いテンパイ即リー。 などをされると人間味は感じない。 今思えば、あのツモ切り…。 COMはツモ切りしかしないという印象をこちらに植え付けておいて、影武者コンピューターの偽装をより巧妙に推し進める。 印象、印象操作…。 麻雀は幻想を作り出す遊戯である。 もしかして、本当にアンドロイドと戦っていただけなのかもしれない。 真相は霧の中。
まあ、900円分くらいは楽しめたと思いますよ。それだけは、セガさんの名誉のためにも弁護しておきますが…。

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