2017年4月13日木曜日

無視できない、ブラジルとインド

2017年2月、ブラジル:58、インド:17。
2017年3月、ブラジル:226、インド:165。
これは、某アプリのプレイストア月間訪問者数です。 今回の「ダンジョジョの奇妙な一本道」は、ヨーロッパが壊滅状態なのですが、 中東、東アジア、インド、ブラジルあたりが割と貢献してくれています。

アプリのローカライズ

多言語対応の処置をローカライズなどといいます。 私は基本的に、デフォルトを英語で作って、日本語のみローカライズ対象にするというやり方をしています。 言語設定が日本語であれば、Japanese 仕様の文字使いとなりますが、日本語以外のお客様の場合は English-US です。 アプリ本編とプレイストアで同様のやり方をしていましたが、プレイストアに限っては多言語対応ができないかな? とも思ったわけです。 まあ、例えばポルトガル語対応として上のようなスクショに差し替えるというコトです。

ここからは、かなり推測ばかりのアテにならない話ですが、私はこう考えています。 日本でも「ポケモンGO」の世界的ヒットに感銘を受け、海外市場への切り込みを強く考えるようになりました。 そこで、海外といえばアメリカなんですが、じゃあアメリカ以外の市場…、 となると韓国とか台湾なんですね。 まだまだブラジルやインドで儲けてやろうという企業は少ないはずです。 一方でブラジル人は、プレイストアでゲームなんぞを探しているときに、ポルトガル語で説明されたアプリが少ないことに憤りを感じます。 そんな中、飛び込んできた "Vamos começar a aventura em masmorras" に、心を打たれます。 そのまま勢いよくインストールしてくれたら儲けものです。

言語以外でのローカライズ

インドという国は非常に言語的に複雑です。公用語はヒンディー語と英語ですが、様々な言語、アッサム、ボド、グジャラート、カシミール…、入り乱れていますが、インドがIT大国だという側面を考えれば英語一本でOKでしょう。19世紀中盤にはイギリスのインド支配は完成し、第二次大戦のときはチャンドラ・ボースが日本軍と共闘して…というくらいですから、少なくとも100年は植民地となっています。この辺の歴史もインド国民の言語形成に多大な影響を与えていそうです。

関係ないですけど、フィリピンパブに行ったら、店の女の子は日本の曲をカラオケしてもしら~としていますが、 ジェームスブラウンの "Living in America" とかやったら結構、ノリノリです。 関係なくもないんですけどね、フィリピンにもそういう歴史があるからこそ、そうなのですから…。

上の画像なんて凄くインドっぽくないですか? と、いうのもカーリーという神様の絵だからです。 シヴァの奥様であり、とにかく強くて残虐。別件で強さの象徴としての絵を探していたら、カーリー様に行き着いたというわけです。 カーリーはパールバティの変身した姿とも言われていますが、それはともかく、 カーリーとかパールバティってパズドラとかモンストにもでてくるんですね、サザンアイズにパールバティがいるのは知っていたけど。 まあビックリマンの頃からゼウスとかヘラクレスとかのギリシャ神話系の神様はよく登場していましたが、 それじゃあまりにもマンネリかなあ、ということでヒンドゥー教に手を出したみたいな感じですかね。 あと、ゲームでよく出てくるのが北欧神話ですね。オーディンとかフェンリルとか…。ラグナロク!ヨルムンガンド!って言葉の響きがカッコいいっす。 009の北欧神話編は凄く印象に残っているなあ…。原初の巨人ユーミルね。 ユーミル(ユミル)といえば進撃の巨人ですが、みんな好きですね、神話をいじくるのが。

話がおもいっきりそれましたが、ローカライズは何も言語だけの話じゃないぜ、ってことです。 インド向けならインド人にうけそうなスクショをわざわざ選んで貼り付ける、そういう悪知恵が必要なんじゃないかと思ったり→←思わなかったり…。

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